セラピスト

セラピスト

Therapyは治療です。

日本では、医師法・薬事法がありますので治療ではありません。
しかしながら、
例えば、インドではアーユルヴェーダは医師が行います。
フランスではアロマオイルは薬局で薬剤師が管理しています。
チベット医は高山植物を治療に使います。
中国では漢方医がおります。


さて、日本は?

今日は可愛らしいセラピストさんがセラピーをしてくれました。
彼女は心温かでした。
しかしながら、彼女のパンツの膝は擦れていました。
私に跪いて話をするのです。

なぜでしょう?
それがサービスだからでしょうか。

私には理解できない。
セラピーは大変なことをしています。
セラピストはこんなにも謙る仕事でしょうか。


私は日本のセラピストです。
もちろん医師ではありません。
しかしながら、セラピーに敬意を払っています。
セラピーを行い始める瞬間は、気を集中し、
ひたすら身体に余計なことをしない姿勢に徹します。
ただただ感じ、この人のすべての流れに身を任せます。

こうしてあげたい、こういう風になるといいのに・・・
そういうことはセラピーをしていてもちろんあります。

ですが、セラピーは繊細な作業です。
筋肉をほぐすマッサージではありません。

ただただ、つらい、痛い、きつい・・・そういうところに手をあてる。
この人の身体を理解する。
そして、自分を介して少しでもと祈る。
それだけでセラピーです。

どうしたいとかこうしたいとか余計です。


皆さまは、どのようにセラピーを受けているでしょう?
どのようにセラピストを見ていらっしゃるのでしょう?

私は、敬意のない振る舞いをなさる方にセラピーは行いません。


嗅覚https://koob-akur.blogspot.jp/2017/09/blog-post_44.html
でお話しましたが、
セラピーを行う時は私も愛情を持って敬意をもって。
共感覚を頼りに行っていますので、全神経がもっていかれることがあります。

それでも、人間として、ご縁があり私のもとにいらっしゃた。
その方がいとおしいと思うので行います。

ある種、しっかりしたカリキュラムや決まりがあるわけではないのに、
人間を扱います。
そのことを理解していればセラピストは医師のようであるべきだと思います。
学び続け、自分の施した施術が命を生かしたのか?心を生かしたのか?
一度施術をした人間に対して責任を持つことになります。

さて、そこまで考えたら触れるのが恐くなるのではないでしょうか?

でも人間の身体はそういうものです。
トップアスリートを施術するとわかりやすい。
彼らは、絶妙なバランスを日々維持しているから。
そこにセラピーが恐れ多く加わるとどのような変化があるか・・・。
時には一瞬でボロボロにしてしまいます。

私は、自分の感情をセラピーにいれない。
その代わり、セラピーを受ける方は、傲慢にならないで。

頑固おやじの店と言われようが結構。

私は、セラピストという職業が果てしない人間との対話だと考えているので。


本日は、どうしても申し上げたいことを申し上げました。

では、また💙

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