美容

美容

実は最近、悩んでた。
わたしはなぜ、こうしているのだろう?って。

もう、セラピーなんていらないんじゃないかなって。

そういう、人の肌と肌を介して、
手当てをするって。

いらないんじゃないかなって。

美容外科でレーザー当てたり、
超音波で削って、テクスチャ―がなくなるほどツルツルにしたり。

骨格をかえたり、パーツを変えたり。

表面的に、見た目、形さえ良ければいいんじゃないかなって。

そういう世の中で。

わたしがやっていることは、そんなに価値のないものなんじゃないかなって。




でもね、


今日、わたしの大事な人が悩んで訪ねてきた。

ブツブツが急にでてきて、原因もわからないし、嫌だって。

彼女と話をして、ゆっくり彼女に合う植物を選んで、

それで、触れながら、感じていって・・・。


あぁ、わたしには

彼女の肌が何を訴えたいかが、わかる。


照れくさくて、言葉はあまり話せないけど、
彼女の表情は明るくて、初めて効果出たーって。


見送って、救われたのは、わたしだと気づきました。



この道に入ったのは、コンプレックスの塊だったから。

最初は小学生の頃。
あるきっかけで、鏡を見ることができなくなりました。

ロシア人プリマバレリーナに憧れ、
生まれ変わったらあんな風にって。

憑りつかれたように、大人になったら
全身を整形して誰もいない国に行くと決めていました。


おそらく醜形恐怖症の一種で、
横顔を見られないように人と並んで座らないようにしたり。
笑った顔が嫌いだったので、表情を作らないようにしたり。
もちろん写真は撮られないように。
過去の一瞬の自分の顔が残っていくことが何より恐ろしかった。
思春期に入るとニキビができるようになり、
ニキビや肌について四六時中考える日々も辛く。

人と目を合わせて人に見られるのが怖かった。

とにかく自分が嫌いで。
なぜ、世の中の人はそんなに自分を晒して生きられるのか・・・。

疑問で、こころの底から羨ましかった。



そうやって生きていて、
初めて顔を上げて鏡をみて嬉しいって思えたのが
東京からきたメイクアップアーティストに綺麗にしてもらった時でした。

好きにはなれないけど、悪くないって思えるかもって。


それが、きっかけです。

そこから、コンプレックスである肌を
根本的に改善するにはどうしたらいいか?って。
わたしは、理系脳であったので、
そうだ!これからはバイオ化学だな!って
化粧品研究者になるべく化学系の大学にいったりw

たくさん書籍を読んで、いいと言われているものは何なのか?
日本の美容の流行りは信用できなかったので、独学で苦悩する毎日に。


色んなことを考えて試して、
そもそも、人間の皮膚は何なのか?ってことになり。


皮膚は
排泄器官であり、触覚であり、外界から保護している。
また、神経、血管、筋肉、たくさんのものに接し、
栄養や酸素や老廃物いろんなものを内包して機能する
恐ろしく優れた器官であると。

現在でも精巧な人間の皮膚は作れない。

それで、いまのところ辿り着いているのが、

・身体が欲する三大欲求に応える。
良質な睡眠、感覚で喜ぶ食事、エネルギーを交換できるセックス

・原始的な植物のエッセンスを用いて、手当てをする。
心臓の中に入っても大丈夫なもので、繊細に触れる。

・好奇心と知性を支える、本能と理性のバランス。
美しくありたいという心を育てる、内的外的環境をつくること。

という美容です。



年始に熱湯でやけどをして、
それでもわたしはなぜ自分がこうしているか、
気づかず辿りつかなかった。ごめんなさい。

神様はおしえてくれていたようです。



わたしがしているのは、美容です。

わたしがする美容は、その方を自然へ美しく整えることです。


今でも、自分の醜さと日々闘っています。
明日目覚めたら、目がグリーンに澄んでいないかな?とか。
色々思いますw
でも、そうはなれないし、ならないなら、
神様が与えてくれた自然なバランスで。

わたしはわたしのままで慈しむ。
だれかを美しい状態へ調律する。

何かの証明になればうれしいな。

皮膚が苦しいからファンデも日焼け止めもしない派。












では、また♥






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