流転

流転

朝になると勇気出ないかもしれないから、今ここに。

貴方にしかない、貴方だけの美しさは何ですか?
  What is the essence of beauty that's exclusively yours ?


この詞はわたしのものではありません。
THE BOOKを創生してくださった方の詞です。

このブランドに出会い、この詞を話す日々の中で、
わたしの裡で花が咲きました。

その頃わたしは、
女であることを封印して10年近くの歳月が流れていました。
鏡を見なくなった。
化粧やお洒落をしなくなった。
男の人に接さないように努め、赤ちゃんが怖くなった。
そういう、暗く悔しく惨めな日々の中で、光が差して。

漸く、わたしはわたしで綺麗でいたいと思えるようになりました。たいそうだと思うかもしれませんが、救われたの。

びっくりするかもしれないけど、モニターどころか、鏡を見れない、人の目を見て見られるのが恥ずかしいと苦しかったのはわたしなのです。

そこから肌に触れ、感じ、
もう一度人生を組み立てようとしてきました。
ブランドとともにわたしは
わたしをやり直したたかったのかもしれません。
心から感謝しています。

ありがとう。




人生は不思議なもので、桜のようです。

瞳の奥に焼き付いた美しさを。
時を経て、空間を超え、
また再び出会い心を奪われる。

1年前の冬、明治神宮にて皆で祈願し、花が咲く春に別れました。
初詣の帰り道、宮司さん等を見送ったことを覚えています。

今春、北の土地で神社へお参りに。
宮司さんとわたしのお役目の話をさせていただいていると、2年前まで明治神宮にいらしたというお話を聞きました。
桜が綺麗だった。

それだけのことです。

今月の初め。
わたしは、父方のおじいちゃんと母方のおばあちゃん命日が同日だったと知り、その日偶然にも私は大切な方に手を合わせていました。

それだけのことなのです。

上流の水に触れ、真っ直ぐに。
しあわせを感じられるように。


生きているとたくさんのキラキラしたヒントが隠されているようです。

季節は巡り、また想い出す。


あの日、あの詞を交わした人とまた会いたいなと思う。

人の想いを感じられる人でありたい。
今はわからないことが成長しながら生きていると答え合わせをさせてくれる。

ありがとう。って思える。

― 人は、いくつになっても美しい。 ―

そうやって、わたしの中にこのブランドは生き続けていきます。わたしがやめない限り、何がなくとも大丈夫です。


いま、あなたは ありたい姿でいますか?


  KAODACHI は物語る。
KAODACHI tells the life of the person.



ありがとうございました。


では、また。








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